日曜サスペンス劇場(29) / 第三の男

「日曜サスペンス劇場」シリーズは実際にプレイしたTRPGテーブルトークRPG)の小説化です。
 それを念頭においた上でお読みいただけると、より楽しめるかと存じます。
 時間が空きましたが再開です。

 本筋
 イツキ君が死んだ。
 突然の死だった。
 事故だったと後で聞いた。
 ボクの友達だったのに。
「悲しくない」といえば嘘になる。
 かといって、「計画」を変更する気は毛頭ない。
 考えようによっては吉かもしれない。
 ボクは基本的にポジティブなのだ。
 彼は結城ミサオの想い人だった。
 だから、イツキ君の死によってミサオちゃんが動揺している可能性が高い。
 いや。
 これで冷静だったら、人間じゃない。
 あるいは、恋愛感情がフェイクであるかだ。
 この死は「計画」にとってプラスである要素が大きい、
 そう結論づけた。
 さて。
 この「計画」とは何か?
 簡単にいうと、ミサオから大金を盗むことだ。
 強盗よりは、侵入窃盗の方がボクの性にあう。
 それは、ボク「阿佐ヶ谷タクロウ」が怪盗だからだ。
 事前の準備は徹底的にやった。
 今のところは「第三の男」といった役だろうか。
 好機を待つとしよう。
(つづく)

 

第三の男 [DVD]

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 私信
 11月末日に浅草で開催された「テーブルゲームフェスティバル」に参加してきました。
 到着した時間が遅く、大して見れなかったのが残念です。

○星
 スターをつけることにしてみました。
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