日曜サスペンス劇場(29) / 第三の男
「日曜サスペンス劇場」シリーズは実際にプレイしたTRPG(テーブルトークRPG)の小説化です。
それを念頭においた上でお読みいただけると、より楽しめるかと存じます。
時間が空きましたが再開です。
本筋
イツキ君が死んだ。
突然の死だった。
事故だったと後で聞いた。
ボクの友達だったのに。
「悲しくない」といえば嘘になる。
かといって、「計画」を変更する気は毛頭ない。
考えようによっては吉かもしれない。
ボクは基本的にポジティブなのだ。
彼は結城ミサオの想い人だった。
だから、イツキ君の死によってミサオちゃんが動揺している可能性が高い。
いや。
これで冷静だったら、人間じゃない。
あるいは、恋愛感情がフェイクであるかだ。
この死は「計画」にとってプラスである要素が大きい、
そう結論づけた。
さて。
この「計画」とは何か?
簡単にいうと、ミサオから大金を盗むことだ。
強盗よりは、侵入窃盗の方がボクの性にあう。
それは、ボク「阿佐ヶ谷タクロウ」が怪盗だからだ。
事前の準備は徹底的にやった。
今のところは「第三の男」といった役だろうか。
好機を待つとしよう。
(つづく)
- 出版社/メーカー: メーカーオリジナル
- 発売日: 2005/04/23
- メディア: DVD
- 購入: 1人 クリック: 4回
- この商品を含むブログ (25件) を見る
私信
11月末日に浅草で開催された「テーブルゲームフェスティバル」に参加してきました。
到着した時間が遅く、大して見れなかったのが残念です。
○星
スターをつけることにしてみました。
面白かったら、上記のスターをクリックしていただけると幸いです。