日曜サスペンス劇場(23) / 探索

 本筋(再開です)
 阿佐ヶ谷タクロウがいなくなったの知った一行は、居場所を求め捜しまわる。
 タクロウがいる可能性のある場所を全て捜した。
 しかし、結局発見できなかった。
 夜のうちにクルーザーが島が到着していたこともあり、
タクロウはひとりで島に降りたのだろうという結論になった。
 心あたりを捜しつくした一行は朝食をとりにラウンジに向かう。
 タクロウを気にするものもいたし、しないものもいる。
 片倉ナツキが朝食を準備し、一向は朝食を開始する。
 以前よりも静かだ。
 ふと。
 羽山トモカは、ある場所が気になった。
 倉庫。
 誰かが調べただろうか?
 昨日、館石ヒナノが調べていたことから、倉庫の存在を思いだした。
 ほかの誰も、倉庫の存在を忘れているようだ。
 思いだしたとしても、倉庫は鍵がないと開かないと思っているに違いない。
 鍵を持っているのは結城ミサオだが、タクロウに鍵を貸した様子はない。
 ヒナノは一同を見まわす。
 やはり、誰も探索をしてないようだ。
 きっとタクロウがいる場所は倉庫の中に違いない。
 そう確信したヒナノは、一言声をかけると席を立った。
 倉庫に向かうために。

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