日曜サスペンス劇場(21) / ルール解説・その2

 ルール解説 その2
「日曜サスペンス劇場」はジャンルとしてはTRPGに含まれます。
 そして、TRPGでは登場人物のスペックを数値で表現します。
「日曜サスペンス劇場」の場合、このスペックは以下の3種類です。
  ・知力
  ・体力
  ・運
 3種類というのは、この手のゲームとしては少ない方です。
 与えられた数値(一定値)を、これら3種類のスペックにわりふります。
 この数値が大きいほど、判定で多くのサイコロを振ります。
 このサイコロの出目が大きいほど、一般的に望ましいとされる結果に近づきます。
 知力の判定でふった出目が大きいほど、賢く、真相を見抜くように。
 体力の判定でふった出目が大きいほど、強く、体力があるように。
 運の判定は……説明が難しいのですが「たまたま何かに気づく」場合に行います。
 判定で振れるサイコロの数は10個以下です。
 ルールとして、それ以上振ることを許されません。
 それに。
 もしも、それ以上振れるルールだったとしても計算がめんどくさいですよね?
 振った出目に「6」がたくさんあると、単純な合計とは別の「良い結果」が発生します。
 逆に。
 出目に「1」がたくさんあると、合計が小さくなるだけでなく「悪い結果」が発生します。
 あと。
「運」の数値が高いと、「出目を変える」こともできます。
 ただし、これができる回数はきわめて少ないです。


 前回「登場人物の言動を自由に決められる」と書きました。
 そして、それを聞いたひとりが「どんな結果になったか?」を答えていきます。
 この役を「マスター」といい、通常はひとりが担当します。
 けれども、この返答には限界があります。
 また、最終的に面白い(楽しめる)返答にするには、事前に想定問答集を作っておきべきでしょう。
 この想定問答集を「シナリオ」といい、普通はマスターが用意します。
 もうひとつ。
「日曜サスペンス劇場」の特徴的なルールがあります。
 以下の主な登場人物6人には隠された「裏設定」があります。
  ・朝比奈サヤカ(女)
  ・沢田ヨゾラ (男)
  ・羽山トモカ (女)
  ・福田ヤスオ (男)
  ・阿佐ヶ谷タクロウ(男)
  ・館石ヒナノ (女)
 そして、その裏設定の書かれた紙がその登場人物を演じる相手に渡されます。
 この「裏設定」はゲーム中、絶対に他人(「マスター」以外)に見せてはいけません。
 隣にいる相手が裏にどんなことを隠しているか推測しつつゲームを進めるのです。
 もちろん、以下のふたりにも「裏設定」はあります。
  ・結城ミサオ (女)
  ・片倉ナツキ (女)
 しかし、このふたりの「裏設定」はマスターしか分かりません。
 彼らの言動を通して推測するしかないのです。
(もうちょっと続きます)


○星
 なんとなく、星をつけてみました。
 お読みいただいた方、面白かったら、上記の星をクリックしていただけると幸いです。


はてな日記 : 9490 HIT / MIXI :12770 アクセス