日曜サスペンス劇場(21) / ルール解説・その1

 さて。
 20回というキリのいい回数までいったので解説です。
 この「日曜サスペンス劇場」シリーズは、実際に遊んだゲームの記録を書いています。
(専門用語では「リプレイ」といいます)
 で。
 ゲーム上は以下の4人が主人公(メイン)です。
 ・朝比奈サヤカ(女)
 ・沢田ヨゾラ (男)
 ・羽山トモカ (女)
 ・福田ヤスオ (男)

 一方、上記以外の
 ・阿佐ヶ谷タクロウ(男)
 ・館石ヒナノ (女)
 ・結城ミサオ (女)
 ・片倉ナツキ (女)
 ……は、ひとりによって各登場人物(キャラクター)が演じられています。
 といっても、どちらも「××をします」と口頭で宣言するだけで
実際にその通りのゼスチャーまではしないのですが。
 そのため「どんな行動をするか決めていく」と表現してもいいかもしれません。
 通常の演劇では、各登場人物がどんな行動をするかは、台本で決まっています。
 では、もし役者が台本と異なる言動を登場人物にとらせたいと思う場合はどうするでしょう?
 その場合、役者以外の第三者が最終的な決定をします。
 通常は監督なり、脚本家なりですね。
 話の流れが用意された台本から大きく逸脱することは滅多にありません。
(……ですが、実際がどうかは専門家ではないのでよく分りません)
 

 ですが。
「日曜サスペンス劇場」はゲームです。
 誰かが書いたストーリーをなぞるだけのゲームが面白いでしょうか?
(もちろん、それが面白であれば、それはそれでいいのですが)
 結果としては、誰かが書いたストーリーの通りだったとしても、
「やれる範囲で精いっぱいやった!」
 という満足感があった方が楽しいわけです。
 そこで、明文化されたルールが必要となります。
 ルールがあって初めて自由・選択を行えるわけです。
 ポーカーならポーカーのルールを理解して初めてカードの取捨選択が行えるのです。
(つづく)

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