日曜サスペンス劇場(1)
月曜日、NEXTというイベントに参加しました。
何のイベントかというと「TRPG」というゲームをするイベントです。
遊んだゲームは「日曜サスペンス劇場」というオリジナルルールです。
さて、TRPGという遊びをご存知ない方も多いでしょうから、簡単な遊び方を書きましょう。
……といっても一言で説明するのが難しいのですが。
ある面では「ごっこ遊び」に似ています。
また、ある面では「即興劇」ともいえます。
ゲームに参加するメンバーは、(演劇で例えると)「俳優」と「監督」に分かれます。
「監督」は舞台背景を用意します。
(「監督」は「脚本家」を兼ねる場合が多いです)
「俳優」は各々がひとつの役を演じていきます。
ここで演じる役は、主役あるいはそれに近い役です。
それら以外の役は「監督」が演じていきます。
さて。
演劇に登場する役は、何でもかんでも自分の意のままに動けるでしょうか?
もちろん、そんなことはありません。
通常の演劇の場合、各々の役が「何ができるか?」を決めるのは「脚本家」です。
しかし、「TRPG」の場合、「即興劇」の性質を持ちます。
演劇の進行に伴って「役者」は自由に「これこれをする」と宣言していきます。
というより、宣言してゲームを進めていきます。
もちろん、常識で判断して「明らかに不可能なこと」はできません。
「明らかに簡単なこと」はできます。
このふたつの中間が成功するかどうか決めるのが「監督」です。
というのは、舞台背景を用意するのが「監督」のためです。
具体的に説明しましょう。
「難しいように見える行為が、あれそれの理由で実は簡単」という「真実」を知る、唯一の存在だからです。
「監督」が決める結果が必ず「成功」あるいは「失敗」であるとは限りません。
「成功の確率が3分の2」という決め方をする場合もあります。
その場合、「役者」は即座に、乱数を発生させ(通常サイコロを使う)、結果を求めます。
さらに、「役」によって得手不得手もあるため、この確率に修正が加わることもあります。
これらの「法則」を簡潔にまとめたものがルールであります。
それから。
先程から演劇に例えて説明してきました。
通常の演劇には、「監督」と「役者」以外にも、ついてまわるものがあります。
それは、
「観客」です。
このTRPGには観客はいないのかというと、
います!
「監督」「役者」が同時に観客でもあるのです。
以上、TRPGの説明は終わりです。
今回の「日曜サスペンス劇場」はオリジナルルールです。
「オリジナルルール」というのは「(一般には販売されていない)新しく作ったルール」という意味です。
確率の計算方法はすごく簡単です。
ですが、説明は省略します。
特筆すべきは「マスター」(上記の説明での「監督」を通常こう呼ぶ)が、封筒を用意していることです。
封筒には紙が1枚入っており、その中に、演じる「役」の背景が書いてあります。
詳細は後に譲りますが、あまり口外できない背景が書いてあります。
その背景を理解した上であれば、自由に「役」を作れます。
予告
次回からは、実際に遊んだ結果を、小説風に味づけしたものを記載していきます。
どんな結果になるか、ご期待くださいませ。
補足
知っている人へ
このマスターは、前回「ひぐらしのなく頃に」シナリオをやったマスターです。
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