Alchemistic Week

 5月15日から一週間が経った。
 この一週間の間に多くのことがあった。
 例えば、
 ・十年間顔を見ていない知己に駅のトイレで偶然遇った。
  (日曜学校で知りいました)
 ・数年ぶりに、自分が通っていた看護学校の付属していた病院に行った。
  (付き添いとして)
 ・数ヶ月連絡のなかった友人から、突然、携帯メールが来た。
 ・正月以来初めて、家族全員が顔を揃えた。
 ・ネット上の知り合いふたりが誕生日を迎えた。


 映画通の友人によると
「脇役が自分の過去のことを語り始めると、その脇役はすぐ死ぬ」
 という『お約束』があるとのこと。
 死期が近いのかもしれない。
 ……といっても、比喩的な意味で。
『旧い』自分が死んで、『新しい』自分に再生しようとしている。
 思春期特有の、子供の自分から大人の自分への成長に近いのかも。
 ひとつ山を越えた時、どんな景色が見えるのか。
 不安半分、わくわく半分。
 前に向かって、進みはじめた。

(2538HIT−1555HIT)